AIサーマルカメラの経理処理方法とは?おすすめAIサーマルカメラ3選|宮崎県宮崎市のファイナンシャルプランナー

猫と歩んだ道
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サーマルカメラの購入と経理処理の方法

アフターコロナの時代、サーマルカメラは企業や店舗での体温チェックに欠かせないツールとなりました。

非接触で体温を測定できるため、安全管理が求められる場面での活躍が目立っています。

しかし、サーマルカメラを購入した際には、価格に応じて経理処理の方法が変わることを理解しておくことが大切です。

AIサーマルカメラの耐用年数は6年

そもそもサーマルカメラとは

サーマルカメラとは、物体から放出される赤外線(熱放射)を検知し、それを画像として表示するカメラです。

特に体温を測定するために使用されることが多いです。

カメラは、対象の体温を色で表示し、異常な体温を簡単に把握できるようにします。例えば、赤色が高温、青色が低温として表示されます。

このサーマルカメラの大きな特徴は、人体に触れずに体温を測定できる点です。接触を避けることができるため、感染症のリスクを低減させる役割を果たします。

コロナウイルスの影響で、感染予防としてサーマルカメラの需要は急増しました。これらの特徴から、サーマルカメラは事業所での使用が推奨される設備となっています。

サーマルカメラの勘定科目

サーマルカメラは、会計上「器具備品」の勘定科目に分類され、償却資産として処理されます。

税法に基づく減価償却の対象となり、取得価格に応じて償却処理が行われます。取得価格が30万円以上であれば、償却資産として計上し、減価償却が適用されます。

しかし、取得価格が30万円未満の場合でも、一定の条件下では償却資産として処理できます。

なお、取得価格や経理処理方法については、詳細な規定があり、どの方法が最適かを判断するためには慎重な検討が必要です。

サーマルカメラの耐用年数

サーマルカメラの耐用年数は、国税庁が発表した「主な減価償却資産の耐用年数表」に基づきます。

この表によると、サーマルカメラは「事務機器」「通信機器」として分類され、耐用年数は6年となります。

耐用年数とは、設備の使用が経済的に利益を生むとされる期間を指し、サーマルカメラに関しては6年間となっています。

この6年間にわたって減価償却を行い、毎年一定額の減価償却費を計上することで、事業の利益を調整し、税務上の負担を軽減することができます。

サーマルカメラを取得した際の経理処理

サーマルカメラを購入した際の経理処理方法は、取得価格により異なります。

サーマルカメラを償却資産として処理する場合、取得価格が30万円以上の場合は、償却資産として計上し、税法上の耐用年数に基づいて減価償却を行います。

取得価格が30万円未満の場合でも、経理処理の方法は複数あります。

例えば、10万円以上30万円未満の場合は「少額減価償却資産」として処理することができます。

ここでは、サーマルカメラの取得価格が異なる場合の処理方法について詳しく説明します。

償却資産の取得価格には取得に要した費用を加算

償却資産の取得価格には、サーマルカメラそのものの購入金額だけでなく、それに必要な設置費用や備品費用なども加算されます。

これらの費用は、取得原価として計上され、減価償却の対象となります。

そのため、購入費用だけでなく、設置費用や関連する費用も含めて経理処理を行う必要があります。

「固定資産」に該当するのは取得価格が30万円以上

サーマルカメラは、取得価格が30万円以上の場合、「固定資産」として処理でき、6年間の耐用年数に基づいて減価償却を行います。

毎年の減価償却費により、利益の調整が可能です。

取得価格が30万円未満のときは「少額減価償却資産」として処理

サーマルカメラの取得価格が30万円未満であれば、簡単に経費として処理することができます。

この場合、税務上は「少額減価償却資産」として、取得年度内に一括で経費計上することが可能です。

これにより、キャッシュフローを迅速に改善できるため、中小企業などには特に有効な方法です。

取得価格が10万円~20万円未満のときは「一括償却資産」として処理

取得価格が10万円~20万円未満の場合、サーマルカメラは「一括償却資産」として処理できます。

この方法では、取得価格を3年間で均等に減価償却するため、通常の減価償却と比べて計算が簡便で、経理処理の手間を省けます。

取得価格が10万円未満のときは「消耗品」として処理

サーマルカメラの取得価格が10万円未満のときは「消耗品」として処理できます。

「消耗品」のため、償却資産とならず耐用年数を調べる必要もなく、サーマルカメラの取得価格のすべてその年の経費として処理できます。

おすすめサーマルカメラ

ここではアイリスオーヤマ製のAIサーマルカメラを3選ご紹介します。

アイリスオーヤマ サーマルカメラ IRC-F6713SG

顔認証型AIサーマルカメラです。

液晶画面解像度:1,024×600
計測温度範囲:30℃~45℃
測定誤差:±0.5℃ 測定スピード:0.2秒 測定距離:推奨0.3~2m
顔最大登録人数:50,000人

アマゾンより引用

小型顔認証AIサーマルカメラです。

測定範囲:35~45℃
測定距離約0.3~1m
測定偏差±0.3℃
フロアスタンド製品サイズ:φ350×H1400mm

アマゾンより引用

アイリスオーヤマ サーマルカメラ IR-HC-TH1AI

AIサーマルカメラハンディタイプです。

質量:0.35kg
計測温度範囲:30℃~45℃
測定誤差:±0.5℃
測定距離:推奨1.5m

アマゾンより引用


まとめ

サーマルカメラを購入する際の経理処理は、取得価格によって異なります。

取得価格が30万円以上の場合は「固定資産」として処理し、耐用年数は6年となります。

30万円未満の場合は「少額減価償却資産」や「一括償却資産」、「消耗品」として処理できます。

購入時に適切な経理処理を行い、税務上の要件を満たすようにしましょう。

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